噛合わせが悪ければ、歯だけでなく身体の様々な所に悪影響をおよぼすことがあります。

噛合わせ

噛み合せとは、上下の歯の接触の仕方を言います。
上顎は頭蓋骨に固定されています。下顎は筋肉で頭蓋骨に吊り下がっていて上下左右前後に動かすことができます。
下顎を動かした時に、無理な力をかけずに上下の歯をスムーズに噛合わせることが出来る状態が良い噛合わせです。

なぜ噛合わせは大事なのか

長年にわたり歯は磨り減ります。
歯はすり減りながら一人一人の顎や顎の骨の形に合った独自の噛合わせになります。
良い噛合わせであれば問題は起こりませんが、むし歯や食いしばり、歯ぎしり、食習慣などが原因で、偏った噛み方が続くと、噛み合せもそのずれた状態に馴染んでいきます。
ずれた噛合わせが続くと歯のすり減り方も偏り、歯の高さが前後左右で差が生じるようになります。そうなると頭の位置も傾くようになります。
頭が傾くと、身体は傾きを補正しようと首や肩の筋肉が絶えず緊張するようになります。
このような状態が続くことが、肩こり、首すじのこり、頭痛、めまい、耳鳴り、睡眠障害、疲れ目、手足のしびれ、腰痛、顎関節症など全身の不調につながります。
むし歯や歯周病の治療も大事ですが、噛合わせのずれが歯以外の様々な症状の原因になっていることは、なかなか気づき難いことです。

  • 口を開けるときに顎の関節がカクカクしたり痛みを感じる。
  • 噛む時に顎の関節に痛みを感じる。
  • 頬、唇、舌をよく噛んでしまう。
  • 口がスムーズに開けられない。

このような症状がある場合、ご来院いただき検査されることをお勧めいたします。